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■「権利は平和よりも貴重である」
= The right is more precious than peace.
NO.992 でも忘れることのできない英文を取り上げましたが、
これもまた印象深い一文です。これは、アメリカで見た石碑に小さく刻まれていました。
なんでもないような一文ですが私は、凄い一文だと思っています。
なぜなら、これがまさしくアメリカ社会なんだと実感できる一文だからです。
私がアメリカに行ったのは、10年も前のことですが、
今でも私は、アメリカを一言で表せと言われたら、この一文を挙げたいと思っています。
では、その理由です。
まず、日本なら、このようなことは言わないはずです。
逆に、自分の権利の主張があっても平和(和)を重んじる社会ですから、
ぐっとこらえてしまうと思います。
勿論、争いになることもあると思いますが、
それでも話し合いや訴訟で言えば和解など、穏便に解決する方向性を選ぶはずです。
一方、アメリカでは「権利は平和よりも貴重である」わけです。
つまり、少し誇大した解釈になるかもしれませんが、
この英文の奥底にあることは
「権利のためならば、平和を乱してでも戦う覚悟がある」ということでしょう。
ここに、権利は「血を流して戦い抜いた末に手に入れたもの」という厳しい考え方が見て取れます。
訴える権利・銃を持つ権利・戦争をする権利、色々とあると思いますが、
アメリカ社会にとって「権利」がどれほど尊いものが理解できるような気がします。
そんなわけで、この英文がアメリカ社会を象徴するような気がして、
私の心に強く刻まれている一文です。
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